シャープの人気加湿空気清浄機「KI-TX75」と「KI-SX75」は見た目がそっくりですが、実は使い勝手に影響するポイントにいくつも違いがあります。とくに気になるのは、加湿量・適用畳数・センサー性能・スマホ連携・価格の5つ。
この記事では、この大きな差をもとにあなたに最適なモデルを分かりやすく解説していきます。どちらを買うべきか迷っている方にぴったりの内容です。
シャープ KI-TX75とKI-SX75の違いを比較
まず2つのモデルの違いを一覧で分かりやすくまとめます。
| 比較項目 | KI-TX75 | KI-SX75 |
|---|---|---|
| プラズマクラスター | NEXT（高濃度） | 25000 |
| 空気清浄能力 | 高い | 標準 |
| 加湿量 | 大きめ | 標準 |
| 適用畳数 | 広めのリビング向け | 一般的な部屋向け |
| スマホ連携 | COCORO AIR 対応 | 簡易連携または非対応 |
| 価格 | 高い | やや安い |
導入文で触れた「大きな違い」を改めて箇条書きにすると以下の5点です。
- プラズマクラスタ―性能の差（NEXTと25000）
- 空気清浄能力の強さ
- 加湿量と適用畳数の違い
- スマホアプリ連携の有無
- 価格差とコスパの違い
▼KI-TX75
ポチップ
▼KI-SX75
ポチップ
プラズマクラスター性能の差
KI-TX75はシャープの最上位技術「プラズマクラスターNEXT」を搭載しています。NEXTは25000より濃度が高く、より広い空間にイオンを放出できます。そのため、花粉・ニオイ・ウイルス対策をしっかり行いたい家庭、リビングのような広い空間ではとくに力を発揮します。一方、KI-SX75の「25000」は一般的な部屋での除菌・消臭には十分です。
空気清浄能力の強さ
KI-TX75はパワフルな吸じん性能を持ち、大きめのホコリや花粉もしっかり吸い込めます。フィルター性能も高く、部屋全体の空気が短時間でリフレッシュされやすいのが特徴です。KI-SX75も高性能ですが、比較するとやや標準寄り。ワンランク上の清浄スピードを求める人はTX75が向いています。
加湿量と適用畳数の違い
KI-TX75は加湿量が大きいため、広いリビングの乾燥対策に適しています。気密性の高い住宅でもしっかり湿度を上げたい人におすすめです。逆にKI-SX75は一般的な部屋にちょうどよい加湿バランスで、「湿りすぎ」の心配が少なく扱いやすいのが魅力です。
スマホアプリ連携の差
KI-TX75は「COCORO AIR」に対応し、スマホから室内状況の確認や運転モードの調整が可能です。一方、KI-SX75は簡易連携または非対応で、シンプルに使いたい人に向いています。
価格差とコスパの違い
KI-TX75は高性能なぶん価格は高めですが、価格以上の価値を感じやすいモデルです。対してKI-SX75は必要な機能に絞ることで買いやすい価格帯になっています。
KI-TX75とKI-SX75の共通点
まず、シャープ「KI-TX75」と「KI-SX75」に共通しているポイントを箇条書きで整理します。
- どちらも高性能な加湿空気清浄機
- プラズマクラスター搭載で空気の質を保てる
- 高性能HEPAフィルターで微細な粒子を除去
- パワフルな風量で部屋全体を循環
- 手入れしやすい加湿タンク構造
加湿空気清浄機として高い性能を持つ
KI-TX75とKI-SX75は、どちらも「加湿」と「空気清浄」の2つを1台でこなす便利なモデルです。冬の乾燥が厳しい季節には加湿が活躍し、のどの痛みや肌の乾燥対策として非常に役立ちます。一方、春や秋の花粉が気になる季節には空気清浄機として活躍し、1年中使えるのが大きな魅力です。加湿器と空気清浄機を別々に置かなくて済むため、省スペースで見た目もすっきりします。
2つのモデルに共通して搭載されている「自動運転」は、部屋の汚れ具合をセンサーで判断し、必要なときだけ風量を強める賢い機能です。「今日は湿度が高い」「今日はニオイが強い」など、日々の空気状態は変化しますが、自動運転ならすべておまかせで快適な空気環境を保てます。
プラズマクラスターで空気中の不快要素に対応
シャープ独自の「プラズマクラスター」は、2つのモデルに共通して搭載されています。KI-TX75は最上位のNEXT、KI-SX75は25000と濃度の違いはありますが、どちらもニオイ、カビ、ウイルス、静電気などにアプローチし空気を爽やかに保ちます。特にペットのニオイ対策や、料理後の臭いが気になりやすい家庭ではその効果を実感しやすいでしょう。
さらに、プラズマクラスターは静電気を軽減する効果もあるため、ホコリの舞い上がりを抑えやすく掃除がラクになるというメリットにもつながります。「部屋の空気の質を総合的に整えたい」というニーズにしっかり応えてくれる共通機能です。
HEPAフィルターで微細な粒子までしっかりキャッチ
どちらのモデルにも搭載されている高性能HEPAフィルターは、0.3μmの粒子を99.97％以上捕集する性能があります。花粉やハウスダスト、PM2.5、カビの胞子などをしっかり取り除くため、アレルギー体質の家庭でも安心して使える仕組みです。
また、HEPAフィルターは寿命が長く交換頻度が少ないため、ランニングコストを抑えやすい点も魅力です。「高性能 × コストが安い」という理想的な構造が、2つのモデルに共通した魅力になっています。
パワフルな風量で部屋全体を素早く循環
空気清浄機において重要なのが風量の強さです。風量がしっかり確保されていることで部屋の隅々まで空気を循環させ、汚れを効率よく吸い込むことができます。KI-TX75とKI-SX75はどちらも大きめの部屋でも対応できる性能を備えています。
この風量性能は「すぐに空気をきれいにしたい」シーンでも力を発揮します。来客前、料理後、掃除後のホコリの舞い上がりなど、さまざまな場面で役立ちます。また、風の流れがしっかりしていることで室内の温度ムラが減り、エアコン効率向上にも期待できます。
広口タンクで手入れしやすく衛生的に使える
2つのモデルはどちらも広口タンクを採用しており、中まで手を入れて洗いやすい構造です。加湿器は手入れが面倒だと使わなくなりがちですが、続けやすい構造になっている点は大きなメリットです。
また、加湿タンクはカビが生えやすい部分でもあるため、手入れしやすい構造かどうかは非常に重要です。KI-TX75もKI-SX75も内部に手が届くため衛生的に使え、「毎日続けやすい加湿」を実現しています。シーズン中でもストレスなく使える共通の魅力です。
▼KI-TX75
ポチップ
▼KI-SX75
ポチップ
KI-TX75とKI-SX75の機能や特徴
ここでは、2つのモデルに共通する機能から、それぞれのモデルならではの特徴まで幅広く紹介します。空気清浄機選びで重要なポイントをしっかり押さえられる内容になっています。
空気清浄性能とフィルター構造
KI-TX75とKI-SX75は、どちらも高性能な空気清浄機能を備えています。空気中のホコリ、花粉、PM2.5などの微粒子を取り除くためにHEPAフィルターを採用しており、家庭内の空気環境をしっかり整えます。HEPAフィルターは0.3μmの粒子を99.97％以上捕集できるため、アレルギー対策としても非常に優れています。さらに、シャープ独自の空気吸い込み構造により、部屋の隅々まで空気を循環させ、短時間でクリーンな環境を作ることができます。
空気清浄機が特に活躍するのは、花粉の季節、ハウスダストが舞いやすい掃除時、そして冬場の換気がしにくい時期です。どちらのモデルも長期間使えるフィルター寿命を備えており、メンテナンス性にも優れている点が魅力です。交換コストも抑えられるため、長く安心して使い続けられます。
プラズマクラスター技術の活用
シャープの空気清浄機と言えば「プラズマクラスター」。KI-TX75には高濃度のNEXT、KI-SX75には25000が搭載されています。濃度には違いがあるものの、どちらもニオイ、カビ、静電気、ウイルスなど空気中の不快要素にアプローチし、室内を快適に保ってくれます。特に冬場の乾燥した空気や、夏のエアコン使用によるこもった空気など、さまざまな季節でその効果を実感しやすくなっています。
プラズマクラスターは空気中にイオンを広げ、部屋全体に働きかける技術のため「部屋の隅だけ空気が悪い」というようなムラも少なくなります。また、ニオイの元となる成分に働きかけるため、ペットや料理のニオイが気になる家庭には心強い機能と言えます。
加湿機能の実用性
どちらのモデルも加湿機能を搭載しており、冬場の乾燥に強いのが特徴です。湿度を適度に保つことで、喉の痛みや肌の乾燥を防ぎ、風邪予防にもつながります。特にKI-TX75は加湿量が多く、広い部屋でもしっかり湿度をキープできるため、乾燥が気になる家庭におすすめです。逆にKI-SX75は適度な加湿量で、過加湿を防ぎやすく、寝室や個室などに向いています。
タンク構造も扱いやすく、給水がスムーズにできるのが便利なポイントです。タンクの口が広いため手入れもしやすく、カビが生えにくい環境を維持できます。毎日使う家電だからこそ、手入れのしやすさは非常に重要なポイントです。
自動運転とセンサー性能
どちらのモデルも空気の状態を検知し、自動で運転を切り替えてくれる便利な機能を持っています。ニオイやホコリをセンサーが感知し、汚れていると判断したら風量をアップ。空気がきれいになれば静かな運転に切り替わるため、電気代を必要以上に使わない省エネ性も優れています。特にKI-TX75はセンサーの反応が早い傾向にあり、空気の変化を素早くキャッチしてくれるところが魅力です。
例えば、料理中にニオイが広がる場面や、掃除中にホコリが舞った瞬間などにも素早く反応し、室内の空気を整えてくれます。こうした「賢く動く空気清浄機」は手間がかからず、ストレスなく継続して使える点が多くのユーザーから支持されています。
スマホ連携による利便性（KI-TX75のみ）
KI-TX75はシャープのアプリ「COCORO AIR」に対応しており、スマホから運転状況を確認したり、外出先でもオン・オフを切り替えたりできます。家に帰る前にあらかじめ空気を整えておきたい人や、子どもやペットを残して外出することが多い人にとって便利な機能です。
一方、KI-SX75はスマホ連携に対応していないため、シンプルな操作性を重視する人に向いています。「アプリ操作に興味がない」「家電はボタン操作で十分」というユーザーには非常に扱いやすいモデルです。どちらが向いているかは、利便性よりシンプルさを求めるかで決まります。
省エネ性と静音性能
どちらのモデルも省エネ性が高く、弱運転時の電力消費が小さいため、長時間つけっぱなしでも電気代が気になりにくい設計です。特に寝室や子ども部屋で使いたい人にとっては、静音性も重要なポイントですが、両モデルとも弱運転時はほとんど音が気にならないレベルです。
強運転時の音はTX75のほうが大きいですが、そのぶん空気清浄スピードが速いというメリットがあります。SX75は標準的な風量で、強運転でも比較的静かに感じる場面が多いです。静かさを重視する人はSX75、清浄スピードを重視する人はTX75が向いています。
メリット、デメリット
KI-TX75とKI-SX75はどちらも優れたモデルですが、選ぶ際にはメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
KI-TX75のメリット
KI-TX75はプラズマクラスターNEXT搭載で空気改善能力が非常に高い点が魅力です。広いリビングや、ペットのいる家庭、ニオイが気になりやすい環境でもしっかりと働いてくれます。また、加湿量が大きいため、乾燥しやすい冬場でもしっかり湿度を保つことができます。スマホ連携機能に対応しているので、「外出前に空気を整えておきたい」「部屋の空気状態を常に見ておきたい」という人にぴったりです。
センサー性能も高く、空気の変化に素早く反応してくれるため、常に快適な環境を維持しやすいのも大きなポイントです。高性能で快適な空気環境を整えたいというニーズを持つ人に向いています。
KI-TX75のデメリット
一方で、TX75は高性能な分価格が高めとなっています。「最低限きれいになれば十分」という人には機能を持て余す場合があります。また、加湿量が大きいことで、使用する部屋によっては湿度が上がりすぎることがあるため、設置場所を考える必要があります。スマホ連携を使わない人にとっては、余計な機能と感じられることもあります。
KI-SX75のメリット
KI-SX75は必要な機能がしっかり備わっており、価格も抑えめなので「初めて空気清浄機を買う」「必要な性能があれば十分」という人に理想的なモデルです。プラズマクラスター25000でも十分な空気改善効果があり、生活臭や静電気、ウイルス対策にも対応できます。操作がシンプルなので、誰でも迷わず使える点も魅力です。
KI-SX75のデメリット
SX75はプラズマクラスター濃度がNEXTほど高くないため、広い部屋での実感度が弱くなる可能性があります。また、スマホ連携がなく操作性がシンプルな反面、「細かく空気管理をしたい」という人には物足りなさを感じることがあります。空気清浄の立ち上がりもTX75ほど速くないため、広いリビングや大人数の家庭ではTX75のほうが向いています。
▼KI-TX75
ポチップ
▼KI-SX75
ポチップ
KI-TX75とKI-SX75をおすすめする人しない人
どちらを選ぶべきかは、生活スタイルや求める性能によって変わります。
KI-TX75をおすすめする人
TX75は空気管理を徹底したい人、広いリビングで使いたい人、ペットや子どもがいる家庭に向いています。ニオイ対策、ウイルス対策、静電気対策をしっかり行いたい場合、プラズマクラスターNEXTの高濃度が大きな効果を発揮します。また、スマホ連携で遠隔操作したい人にとっても最適なモデルです。
KI-TX75をおすすめしない人
価格が高いため、「最低限清浄できればOK」「スマホ連携は不要」という人には不向きです。加湿量が大きいので、小さな部屋では湿度が上がりすぎる場合もあります。機能をフル活用しない人には、SX75のほうが快適に使える可能性があります。
KI-SX75をおすすめする人
SX75は必要機能をしっかり押さえつつ、扱いやすく価格も控えめです。初めて空気清浄機を購入する人や、個室・寝室で使いたい人に向いています。プラズマクラスター25000でも十分な空気改善力があるため、日常の空気管理には十分対応できます。
KI-SX75をおすすめしない人
SX75はスマホ連携がないため、「外出中に操作したい」「空気状態を常に可視化したい」というニーズには応えられません。また、広いリビングで使うと効果を感じにくいため、広い空間向けにはTX75のほうが適しています。
電気代や維持費、音、置き場所など
最後に、検索ユーザーが気になるポイントである「電気代」「フィルター寿命」「騒音」「置き場所」などをまとめます。
電気代の違いは大きい？
実際の電気代はどちらも大きく変わりません。強運転ではTX75のほうが消費電力は高いですが、自動運転がメインの使い方であれば中?弱運転が中心になり、電気代はほぼ同じ程度です。24時間運転しても電気代が抑えられるため、常につけっぱなし派の人でも安心して使えます。
フィルター交換費用の目安
どちらのモデルもHEPAフィルターを搭載し、寿命が長いため交換頻度は少なめです。交換フィルターの価格差もほとんどないため、維持費としてはどちらも低コストで使える家電です。長く使ってもランニングコストが安いのは、空気清浄機として大きな魅力です。
運転音の違い
静音性はどちらも優れており、寝室での使用も問題ありません。TX75は風量が大きい分、強運転時の音はしっかり聞こえますが、そのぶん清浄スピードが速いメリットもあります。SX75は静かに動く傾向が強いため、静かさ重視のユーザーに向いています。
置き場所のおすすめ
TX75は風量が強く広い部屋向けなので、リビング中央付近や空気が循環しやすい位置がおすすめです。SX75は個室や寝室で扱いやすく、壁際に置いても性能を発揮しやすい特徴があります。空気清浄機は置き場所で性能が左右されるため、家具の裏や隅ではなく、空気が流れやすい場所に設置しましょう。
どちらを選べば後悔しない？
「空気改善力を重視するか」「扱いやすさ・価格を重視するか」が最大の選択ポイントです。広いリビングやペット家庭ならTX75、個室が中心でシンプル操作ならSX75と覚えると間違いありません。どちらも外れがないため、生活スタイルや設置する部屋の広さを基準に選ぶのが最適です。
KI-TX75とKI-SX75 違いを比較まとめ
シャープの人気モデル「KI-TX75」と「KI-SX75」は、どちらも高性能な加湿空気清浄機ですが、選ぶ基準は“どのレベルまで空気管理を求めるか”で決まります。TX75はプラズマクラスターNEXT搭載で清浄スピード・脱臭性能・空気改善力が非常に高く、広いリビングで使いたい人やペット家庭、ニオイ対策をしっかり行いたい家庭に向いています。また、スマホ連携できる点もTX75ならではの魅力です。
一方、SX75は日常的に使うには十分な機能を備えつつ価格を抑えており、「シンプルで扱いやすいものが良い」「個室や寝室で静かに使いたい」という人にぴったりです。プラズマクラスター25000でも空気改善力は十分で、生活臭や静電気への対策としてしっかり機能します。
どちらのモデルも高い空気清浄性能・加湿機能・メンテナンス性を持つため、最終的な選び方は「広い空間で強力に空気を整えたいか」「扱いやすさと価格のバランスを重視したいか」が鍵となります。空気環境を快適にしたい人にとって、どちらを選んでも後悔しない仕上がりになっています。
▼KI-TX75
ポチップ
▼KI-SX75
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